ステップメール買取型にはデメリットがある?
「月額費用がかからない」「ランニングコストがかからない」「従量課金されない」ということで、買取型のステップメールを選ぼうとする方がいます。しかし、ステップメールの買取型にはいくつかのデメリットがあることをご存知でしょうか?
デメリット1:設置が難しい
デメリットその1は、「設置が難しい」ことです。買取型のステップメールの場合、ソフトやCGIを購入することになります。その際、基本的にはご自身でサーバーに設置しなければなりません。マニュアルもあるでしょうが、サーバー会社ごとに微妙に仕様が異なるため、そんなに簡単ではありません。専門用語の理解も必要です。例えば、cronという用語などがそれにあたります。
また、機械やコンピューターなど、マニュアルがあっても使い方が難しくて使うことを断念したことはないでしょうか?それと似たようなものです。ただし、「設置代行」というサービスをやっている企業もあります。もちろん、別料金がかかってしまうので、かえって高くつく可能性があることも忘れてはいけません。
デメリット2:配信数制限がある
デメリットその2は、「配信数制限がある」ことです。買取型のステップメールの場合は、基本的にはどこかのサーバーを借りて、設置することになります。その際、メールの配信数の限度はそのサーバーによって決まります。
例えば、Xserverの場合は、「1,500通/時間・15,000通/日」とウェブサイトに書いてあります(2017年6月現在)。1時間1500通までで、1日の最大キャパは15000通までです。もし、読者数15000人を超えるステップメールやメルマガを持っていた場合は、すぐに配信制限を受けてしまいます。このように、ステップメールの買取型は契約するサーバーによって配信容量の制限を受けるデメリットがあります。
デメリット3:ランニングコストがかかる
買取型ステップメールのウリは「ランニングコストがかからない」ことです。が、結局はサーバーは借りなければならないので、ランニングコストは別で必要になります。ウェブサイトと同じサーバーじゃダメなのか?と思う方もいるかもしれません。ですが、ウェブサイトとメルマガ用サーバーを同じにすることは得策とは言えません。
理由はサーバーに負担がかかるからです。サーバーに負担がかかれば、ウェブサイトの表示に問題が出てしまうでしょうし、逆にステップメールやメルマガ配信の容量などに問題が出てくることもあります。そうならないためには、サーバーは分けた方が得策ですが、費用は余分にかかってしまいます。また、大量の配信に耐えられるサーバーとなれば、それなりに費用もかさむので、結果として高いランニングコストがかかる可能性が出てくるのです。
デメリット4:機能が更新されない
デメリットの4つ目は、ステップメールの買取型は「機能が更新されない」デメリットがあるです。例えば、iphoneをイメージしてください。6だとか7だとか、どんどん機能が改善したりパワーアップしていきます。その度に高いお金を払って購入しなければなりません。ソフトも基本的に考え方も同じです。無料でアップデートや更新をしてくれるわけではないのです。企業もボランティアではありませんので。
だから、結局その度にまた新しくバージョンアップしたソフトを購入しなければならないので、結果として高くつく可能性はあります。「ステップメールの買取型は追加費用が一切かからない」と言いますが、それは古いまま使い続けることを意味します。
以上、買取型ステップメールのデメリットについて解説してみました。参考になれば幸いです。