ステップメールやメルマガ読者獲得こそ最大の節税?

政府は法人税の実効税率を現在の32・11%から平成29年度に20%台に引き下げる方向で調整しているそうです。私たち経営者としては法人税が下がるのは大変嬉しいこと。国としても国際競争力の面から考えてもメリットがあります。

最近は、「節税」も企業の立派な打ち手の一つになってしまいました。Amazon、Facebookなど、国際競争力がある企業は、タックスヘイブンを利用して支払う税金を減らす努力をしているのです。

なぜ、そんな節税努力をするのでしょうか?理由は、投資家が「税引き後利益」で投資判断するためです。簡単に言えば、手元に残るキャッシュ。どんなに利益を出した会社でも、支払う税金が多くて、税引き後利益が少なくなってしまったら、投資家から評価されないのです。だから、企業はこぞって「節税」し、税引き後利益が多くなるよう努力します。

「支払う税金が少なくて卑怯だ!」と思う気持ちもわからないでもありませんが、投資家がそう判断する以上、経営者は「結果」を出さなければならないので、致し方ない点もあるのです。

国によって税の仕組みが異なるのも原因の一つ。最近は、国際協調してできる限り税逃れ企業を少なくしようと努力しています。おそらく、最も簡単なのは「世界同一法人税」にしてしまうことでしょう。これなら公平です。しかし、これは現実的ではありません。

だから、長い時間をかけて、できる限り「それ」に近い数値にしていくでしょう。各国が均衡点を追い求めていきます。日本は平均的に見て税率は「高い」国ですから、今後は下がる方向に向かうことが予測されます。でないと、優良な企業は税逃れで海外に行ってしまいますから。私たち経営者としては、嬉しい流れです。

今後は一般的と言われている節税手法も変わってくると思われます。たとえば、保険による節税。これも法人税が下がることから、見直しが必要になってくるでしょうね。それと、複数法人による節税手法。これも今では一般的ですが、法人税が下がることから、さほどメリットはなくなってくるかもしれません。

そして、今一度、「本当の企業の資産」や「企業の目的」を考え直してみましょう。ドラッカー先生も言っています。企業の目的とは何か?顧客創造であると。つまり、顧客こそが本当の資産なのです。もっと具体的にいえば「顧客名簿」です。ステップメールやメルマガをやる意味もそこにあります。良質な顧客資産を獲得し、信頼関係を築くためです。

ちなみに、広告や顧客獲得費用は、「経費」として計上できます。よってメルマガやステップメールの読者獲得のために広告を出すことは、実は、もっとも効率の良い「節税」とも考えることができるのです。

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