昨日、弊社で新人スタッフにあるメールをしました。
簡単に説明すると、その新人スタッフは、「ステップメール」のシナリオ作成担当になったのです。
そして、新人スタッフのステップメールの内容が出来上がったので、読んでみたのです。
そこに書かれていた内容は、とても立派なことが書かれていました。
おそらく、読む人もためになることは間違いないでしょう。
しかし、どこか、歯がゆさを感じるのです。
それは、言葉だけが一人歩きし、魂が抜けている、そんな感じです。
そこで、わたくしは言いました。
「等身大の内容を書け」と。
その日、社内であった、ありのままのことを書きましょうと。
たとえば、お客様から指摘されたこと、お客様とのやり取りから学んだこと、上司に言われてハッとしたことなど。
なんでもいいから、「ありのまま」のリアルを書こうよと。
勘の鋭い、センスのいいスタッフですから、それだけで、意味を理解したようで、次に仕上がった文章は、魂がこもったとてもよい内容の文章になっていました。
わたくしは、これからの時代、マーケティングは「等身大」が1つのキーワードになると思っています。
もう、虚飾や、背伸びは要らないのです。
たとえば、某サイトでサクラがレビューを書いて売れるようにしたり、人気番組で売るために無理矢理とある商品を取り上げたり、食品偽装だったり、体験談や推薦の声を乱用する等、もう、エンドユーザーは、企業の虚飾に飽き飽きしているのです。
情報化社会まっただ中の昨今、もはや、虚飾は通用しません。
逆に、ありのままの「等身大」が受け入れられる世の中になっているのです。
長所も短所も含めて、「そのものが好き」といった感じでしょうか。
たとえば、モモクロやAKB48が流行っているのも、そういった影響があるからでしょう。
ありのままを伝えて嫌われたらどうするかって?
いいじゃないですか!嫌われたって!
中には、そんな正直なあなたのことを好きでいてくれる人が少なからず必ずいますから。
ありのままを伝えて、それでも好きでいてくれるお客様を大切にしましょうよ。
弊社もまだまだできていませんが、『等身大マーケティング』に尽力していきたいと思います。
(※等身大マーケティングはわたくしが作った造語です)