どうすれば良いステップメールやメルマガが書けるのでしょうか?一つコツをあげるなら「他人を意識しないこと」です。同業者はステップメールをどう書いているか?などを気にしてはいけません。気にすればするほど、顧客視点から離れてしまいます。また、気にすればするほど「それ」に引きずられるというのが人間の習性です。
それを示す先日、興味深いニュースがありました。ソチ五輪、フィギュアスケート男子。羽生結弦君が金メダルを取りました。反対に、チャンスがあったにも関わらず2位で終わってしまったカナダのパトリック・チャン選手。
両者にはどのようなメンタルの違いがあったのでしょうか。
ここに私たち経営者も、パフォーマンスを上げるためのヒントが隠されています。それは、「他人(ライバル)への意識」です。演技終了後の羽生君のコメントはこちらのgorin.jpの映像で確認することができます。特徴的なのは、ライバルに対しての意識が1つもないことです。
たとえば、「ライバルに勝とうと思った」等のコメントや思考がないのです。ただ、ひたすら、自分の演技に集中していたようなのです。証拠に、演技終了後に、金メダルを取ったにも関わらず、「悔しい」などの言葉を連発していました。ライバルに勝ったことなどよりも、自分の演技ができなかったことがひたすらや悔しかったと。これこそ王者のマインドですね。
反対に、チャン氏のコメントはこちらで確認することができます。
チャン氏は、ライバルである羽生君を思いっきり意識していたみたいですね。この両者のマインドの違いはとても大きいですね。
話は変わりますが、先日のスキージャンプ女子ノーマンヒルの高橋沙羅選手。試合前に「勝ちたい」とコーチに連呼していたそうです。
「普段は言わないんだけど、ここにきて『勝ちたい』って言葉を何度か聞いていたので、ちょっと気持ちが強かったのかなと思います(山田いずみコーチ)」(livedoorニュースより引用)
この「勝ちたい」という言葉も非常に危険です。勝ちたいと思っているということは、現時点で「負けている」ことを暗に肯定してしまっているからです。
そうではなく、羽生君のようにひたすら「ベストを尽くす」「今やるべきことをやる」マインドが重要です。実際に言葉に出すことも無意識には重要です。
ちなみに、羽生君はメダル獲得後のコメントで、「演技は失敗したけど、それはそれでベストを尽くしたので誇りに思います」というような、失敗をも肯定するコメントをしていました。これも、自らのセルフイメージを上げる言葉の使い方として素晴らしいと思います。
調べてみたところ、羽生君のコーチであるブライアン・オーサー氏は、2010年バンクーバー五輪でキム・ヨナ選手(韓国)を金メダルにした人物です。おそらく、ここら辺の言葉の使い方も存分に熟知していると思われます。
試合後の選手のコメント等は本当に勉強になりますね。良いステップメールやメルマガ作りも「他人を意識しないこと」が肝要です。